工芸

 学系の指導方針
  •  素描力を養うことを中心に、絵画やデザイン・彫塑などを学習し、美的な感受性を育て、表現する力を養います。個別指導も行われます。多くの生徒が美術系の大学・学部、短大に進学します。

 学系の特徴
    •  美術・工芸学系ともに素描力の養成を第一に考えます。美術学系は油彩、日本画、デザイン、彫塑などを行い、工芸学系では陶芸、金属工芸、デザイン、彫塑などに取り組みます。基礎力と発想力を重視し、3年間で多くの生徒が見違えるほど質の高い作品を制作するようになります。

       美術・工芸学系の専門の授業は2年次から始まるため、原則的に1年次から美術部に所属し、放課後に素描を行います。県展や高校美術展全国大会、各種コンクールに入選、入賞しています。夏休みの講習会では東京芸術大学をはじめとした美術大学に進学した先輩達の指導を受けることができ、より実践的な力が身につきます。美術館に展覧会を観に行ったり、演劇を鑑賞したり、専門の外部講師による集中講義でアートに対する視野を広げていくのも特徴といえるでしょう。
       この3年間では美術大学との連携を深め、アーチストやデザイナーの教授陣による特別講義や学科、専攻別の説明会を伊奈学園独自に実施するなど進路支援に力をいれています。
       美術系の大学は倍率が高く、どの学校も合格することが難しいのですが、現役、一浪で希望を叶える生徒がほとんどです。

       アートやデザインなどクリエイティブなを一生の仕事にしていくという強い意思と自分の力を信じることが必要です。また、実技だけ優秀というのも考えものです。英語、国語など学科の学習に対しても一生懸命取り組んでいくことが大切なことです。一度始めてしまうと後戻りはできませんから、自分の考えをしっかりと持って、ご家庭でも充分話し合って決めることをおすすめします。その上で入学しようとする生徒の皆さんには充実した3年間をお約束します。


    • 昨年の主な合格者数:東京芸術大学1名、金沢美術工芸大学1名、武蔵野美術大学12名、多摩美術大学5名、東京造形大学6名、女子美術大学2名、東北芸術工科大学4名、日本大学芸術学部1名、女子美術短期大学1名、京都造形大学1名、名古屋造形大学1名、桑沢デザイン研究所3名、阿佐ヶ谷美術専門学校1名、ヒコみずのジュエリーカレッジ1名、東洋美術学校1名、 他(人数は、現役生、過年度卒生の合計。)
      21年度3年生 在籍数33名  現役合格者延べ人数34名(複数合格を含む)
    • トピックス
      ・今年は工芸展も第10回をむかえました。プロとして活躍している卒業生、大学でさらなるステップを踏み出した卒業生の作品と、在校生、体験入学に参加した中学生の作品が展示されました。さらに記念講演として、鍛金作家の橋本真之先生と本校の松木光治教諭の対談も行われました。                                             ・昨年度から講評を頂いているショッピングモールウニクスでのキャンドルイリュージョンが2010年12月24日クリスマスイブに実施されました。美しく点灯されたキャンドルスタンドは工芸Ⅱの授業で制作された作品です。音楽部のすばらしいクリスマスソングが演奏され、買い物に訪れた人たちが足を止めて聴き入っていました。                       ・来年度高校美術展全国大会(福島大会)に2年生 鹿島菜々さん、1年生 中畦沙耶さんの作品が埼玉県代表として出品されます。(部活動紹介に画像があります)
      ・第60回埼玉県展、過去最高の24名が入選。2年連続入賞。3年生 川口真那子さんの作品が時事通信社賞を受賞しました。


 設備・授業風景
放課後の石膏デッサン 美術IIIでの銅版画制作

彫刻IIでの立体構成 夏の講習会でのOBによるデッサン指導

 在校生・卒業生のことば
  •  在校生からのメッセージ  2年次生
     美術学系はほとんどの人が美術部に入部します。1年生から基礎となる素描力を向上させるためです。美術部には工芸学系の生徒もいて、金属工芸を中心に作品を作っています。もちろん美術学系の生徒も興味があれば工芸に挑戦することができます。美術部には「夏の合宿」や「いもほ祭」、「餅つき大会」など毎年楽しい行事もあります。個性的な先生方の指導のもと、ときには厳しいこともありますが、自分の夢に向かって日々作品に向かっています。美術・工芸学系は本当に美術が好きで好きでたまらないというような人の集まりなので、美術が大好きな方、ぜひ伊奈学園の美術・工芸学系に来て下さい。


  •   卒業生からのメッセージ
     平成17年度卒業 東京学芸大学教育学部初等教育教員養成課程(A類)美術選修 M.Sさん
     美術・工芸学系では、基本のデッサンを中心に幅広い分野の美術制作に触れることが出来ます。入学時は美術に対して漠然とした興味しか持っていなかった私も、日々の制作と先生方の指導を通じて、それをより一層深めていきたいという強い意志を持つようになっていきました。
     授業外でも、埼玉県展や高校美術展、合同展などに作品を発表する機会もあり、そこで多くの経験と刺激を得ることができました。
     もちろん、辛かったことや泣いたことも何度もありましたが、それでも三年間楽しかったと言いきれるのは、同じ志を持ち互いに刺激しあい、助け合うことの出来る仲間達がたくさんいたからだと思います。大学並みの環境の中で、少人数の学系ならではの、人との密接なつながりを学ぶことの出来る伊奈学園で高校生活をすごせたことにとても感謝しています。